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障害者乗馬における在来馬4種の有用性について 今野直人 太田光明 1. はじめに 近年、国内外で障害者乗馬、乗馬療法など、馬を使用した介在活動・療法が注目されるようになってきている。日本においても各方面で活動が続けられているが、障害者乗馬に適した馬の不足が、その普及を妨げている原因の一つと考えられている。 一方で、在来馬は戦後の近代化により役割を失い、絶滅の危機に瀕している。多くの在来馬は気質がおとなしく、飼育が容易で日本の風土に適している等の特性を持っており、騎乗時の反動も少なく、体高的にも使いやすいことから、障害者乗馬への適性が高いと言われている。 そこで、本研究では北海道和種馬、木曽馬、野間馬、および与那国馬の4種の在来馬に注目し、平常時における血中カテコールアミン濃度から、障害者乗馬に適した馬の条件とされる「おちつき」を評価し、また加速度の測定から「揺れ」の解析を行い、在来馬の障害者乗馬への適性を検討した。 2. 方法 3. 結果・考察
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2003 HARs 学術大会 | 前演者の抄録
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