3.21/22 ポスター L

町立上野原小学校2年生との交流の試みについて
―AAEの開発に関する試行―

横森 美樹 長田 一将 小檜山 祐介 高倉 はるか 
小林 美和子1) 佐々木 正文1) 橘田 篤男1) 花園 誠

(
帝京科学大学 アニマルサイエンス学科 1)上野原町立上野原小学校・山梨県)


【緒言】 
  帝京科学大学アニマルサイエンス学科では、地域の小学校(上野原、大目、甲東、四方津)と協同、相互に学生・学童が訪問しあう形の交流活動を展開している。今回は、上野原小学校の2年生106名が秋の遠足で本学のキャンパスに訪れた時の交流活動の実際と、交流活動後に学童より送られた「感想文」の内容について紹介する。

【材料と方法】 
  会場は、本学キャンパス内の「いこいの広場」に設営した。ここにはアニマルサイエンス学科の施設である「コンパニオンアニマルセンター」と「ドッグラン」が隣接している。「ドッグラン」は広場の端に位置し、上野原の町並みが一望できる高台にある。設営したブースは計7箇所、内訳は簡易テント使用が5箇所、その他のオープンスペースが2箇所である。学童の訪問に備えてそれぞれのブースに用意したものは(括弧内はテーマ名)、実体顕微鏡3台(けんびきょうをのぞけ! )、双眼鏡ならびに単眼鏡12台(そうがんきょうで見ろ! )、ハムスターならびにその飼育道具(ハムスターのおへや)、マウスならびにハムスター11匹(マウスとふれあい)、アイボ(アイボと遊ぼう)、紙芝居と動物クイズ(動物クイズ)、家庭犬10頭(イヌと遊ぼう)である。そして、学童には各ブースの名称が記入された用紙を渡し、スタンプラリー形式とした。各ブースには、学生を3名(けんびきょうをのぞけ! )から15名(イヌと遊ぼう)配置した(参加学生総数50名)。参加の学生は、特定の学生団体に所属しているのではなく、全員がこの交流活動に賛同している本学の学生ボランティアである。開始時刻は、学童到着後に小休止をはさんだ後の10時10分頃であり、11時30分までこちらが用意したテーマを介在させての交流活動を、その後は小グループに分かれ、昼食を共にする形の交流活動を展開した。

【結果】 
  学童と本学学生の交流は事故も無く概ね順調に進み、予定外であったが、昼食後、自然にリクリエーション的な交流活動(だるまさんがころんだなど)も生まれた。
テーマごとの利用学童のべ数(括弧内)は、そうがんきょうでみろ!(157名)、イヌと遊ぼう(151名)、動物クイズ(114名)、アイボと遊ぼう(114名)、マウスとふれあい(109名)であった(他2つのテーマは不明)。
後の感想文の中で学童が上げたテーマで一番多かったのは、イヌと遊ぼう(48名)で、次にマウスとふれあい(25名)、ハムスターのおへや(23名)、だるまさんがころんだ(23名)、そうがんきょうでみろ!(8名)、動物クイズ(8名)、アイボと遊ぼう(7名)、けんびきょうをのぞけ!(3名)と続いた。中には複数のテーマを上げた学童もいた。

【考察及び今後の展望】 
今回の交流活動も大いに好評であった。ブースごとのテーマは、概ね好評だったが、中でも「生きた動物」を用いた、「イヌと遊ぼう」と「マウスとふれあい」は、より学童の興味を引いたようであった。年齢を越えた交流により相互にどのようなメリットが生まれるかについては、今後、この交流活動を活性化させつつ明らかにしていきたいと考えている。

 

2004 HARs 学術大会
演題一覧
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