ヒトと動物の関係学会(HARs)

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シンポジウム報告

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ヒトと動物の関係学会
中越地震緊急シンポジウム −無形文化を守るために、闘牛と錦鯉の教訓に学ぶ−
日時: 2005年1月16日(日)13:00〜16:00
会場: 東京大学弥生講堂
 
會田 勝美氏
菅 豊氏
吉田 俊一氏
林良博氏と秋道 智彌氏
13:00〜13:05 
挨拶 會田 勝美(大学院農学生命科学研究科長・農学部長)
13:05〜13:45
「角突き牛を飼う人々について」 
菅 豊(東京大学東洋文化研究所・助教授)
13:45〜14:30
「錦鯉について」
吉田 俊一(全日本錦鯉振興会・副会長)
14:30〜15:00
「錦鯉と闘牛に関する討論」
秋道 智彌(総合地球環境学研究所教授・ヒトと動物の関係学会長)
林 良博(東京大学大学院教授・副学長)
間野 泉一(全日本錦鯉振興会・副理事長、小千谷市闘牛進行協議会・実行委員長)
関 克史(山古志村畜産家、闘牛飼育者)
15:00〜15:15 休憩
15:15〜16:00 総合討議
 
総合討論の様子
義援金募金箱に寄付している様子
会場
   
 2005年1月16日、中越地震緊急シンポジウムー無形文化を守るために、闘牛と錦鯉の教訓に学ぶーが東京大学弥生講堂にて冬雨が降りしきるなか行なわれた。中越地震は昨年10月23日、新潟県中越地方においてM6.8を記録した大地震で、多くの被害をもたらした。被災者の多くは今もなお仮設住宅で暮らし、家の倒壊を防ぐための雪下ろしに苦労している。その中でも、特に被害が大きかった、山古志村と小千谷市には古くから伝わる闘牛と錦鯉といった無形文化が存在している。挨拶の中で會田勝美氏(大学院農学生命科学研究科長・農学部長)は「農学の中心とも言える牛、特に闘牛に関する皆さんの体験を聞けることはとても貴重なことです。」と述べた。この後、菅豊氏(東京大学東洋文化研究所・助教授)から、山古志村での闘牛に関するお話しや地震による被害状況が分かりやすく解説された。この中で菅氏は、「この地域の人々のつながりは牛を中心として作られている、このつながりを活用し復興を目指して欲しい。」と述べた。次に、吉田俊一氏(全日本錦鯉振興会・副会長)から、国魚とも呼ばれる錦鯉は、山古志地方が発祥の地であり、錦鯉の歴史や種類、地震による被害状況が詳しく解説され、昨年(2004年)はコイヘルペスの感染被害や中越地震により多くの被害を受けたことが語られた。秋道智彌氏(総合地球環境学研究所教授・ヒトと動物の関係学会長)、林良博氏(東京大学大学院教授・副学長)、間野泉一氏(全日本錦鯉振興会・副理事長、小千谷市闘牛進行協議会・実行委員長)関克史氏(山古志村畜産家、闘牛飼育者)で行なわれた自由討論では闘牛・錦鯉に関する素朴な疑問が飛び出し会場から笑いが起こるなど、和やかな雰囲気のなか行なわれた。休憩をはさみ、自由討論のメンバーに菅氏と吉田氏、さらに山古志村の闘牛青年会のメンバーが加わり、会場との総合討論が始まった。青年会のメンバーからは、災害後のヘリコプターを使った牛の輸送や、世話についての実体験が話され、錦鯉の残された血統や、山古志地方の特徴である棚田についても話題にあがった。また当日は義援金募金箱が設置されており、集められた義援金は闘牛・錦鯉の復興に活用してもらうため寄付され、これらの素晴らしい無形文化を是非復興していって欲しいと会場から大きな拍手と共に声援が送られ、シンポジウムは幕を閉じた。


 
     
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