ヒトと動物の関係学会(HARs)

会員登録内容変更 | トップページへ戻る
HARs活動 | HARs関連機関の活動 |
過去の大会報告 | 事前登録 | 演題募集 |
学会誌一覧 | 学会誌購入 | 投稿 | 投稿規定 |

月例会報告

small logo
   

 

第85回 ヒトと動物の関係学会 月例会
動物観研究会第12回公開ゼミナール「異界性としての生き物」

日時: 2010年12月5日(日)10:00 - 17:00
会場: 東京大学農学部 7号館104号室


今回の月例会は、前半では現実の人と近い所にいる動物についての内容であり、後半のテーマである「異界性としての動物」では生体としてではない動物という要素についての内容でした。
発表の前半は野生動物・動物園動物などに近いところで関わる人を対象とした内容でした。鳥獣被害の現場全体に対してではなく狩猟者自体から浮かびあがる問題に焦点を当てた考え方や、母という立場だからこそ感じられ見えてくる物の考え方は、対象をひとつ濾して見るような外側からの介入ではなかなか見えてこないものがあると思いました。
発表の後半は異界性を中心とした進行でした。サブカルチャーにみられる異界性の度合いの違いや様式の差異、樹木との共感の積極的理解、ドラマなどで動物観と人間観が融和・代替されることの意味と理解、など一言で表そうとすると途端に意味合いが歪んでしまいそうな、多様な発表が行われました。
本月例会の総合討論のテーマは「異界性としての動物」というものでした。総合討論においてはあえて明確な定義づけはなされませんでしたが、異界性とは未知・不可思議・納得の外側といったような、自身の属する境界の外側であったり、感覚や意識の特異的な状態であったりすることだと、私としてはそのように捉えました。動物観は読んで字の通り、動物として括られたものに対する特定の視点や態度を表しています。今ゼミナール発表者・参加者の方々も多様な視点や態度でもって動物というものを捉えており、自論への異界性の適合・反駁の仕方もまた異なってくるのでしょう。だからこそ、良い会が行われたのだろうと私は思いました。

(東京農工大学 古賀亮平)



 
     
About Us | Privacy Policy | Contact Us | ©2008 Human Animal Relations (HARs)