ヒトと動物の関係学会(HARs)

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月例会報告

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第84回 ヒトと動物の関係学会 月例会
『動物園学の基礎的問題』

日時: 2010年10月16日(土)14:00 - 16:00
会場: 東京大学農学部 7号館104号室
演者: 石田 おさむ(帝京科学大学)
(※「おさむ」は「口の下に「耳」、右に「戈」)

  第84回月例会   第84回月例会

 日本の動物園は、多くの人が生涯に何度かは足を運ぶ身近な施設として親しまれているが、動物園とどのように関わるかは、多様な切り口がある。今回は、東京都の動物園に30年もの間、勤務された石田おさむ先生に、日本の動物園論を語っていただいた。
 日本の動物園の歴史、欧米と比較した日本の動物園の特徴、飼育の体制、動物園の経営についてなど、多岐に渡る話題が経験談と共に提示された。動物園人は、動物好きで、仕事としても動物と関わっていられることを望んで就職したのであろうが、その中でも現状にあきたらず、より理想とする方向へ改革を進めた大物が時代の節目に、また各地の動物園に存在したことと、彼らのエネルギーを垣間見ることできたことが、個人的に収穫だった。 石田先生自身、現在の動物園の問題点や、日本人の動物観を踏まえた日本の動物園の独自性を追求することの重要性を強調された。
 10年ほど前、海外出張の書類の訪問先に現地の動物園を記入したら、事務員が笑ったのはなぜだったのか、なぜ公営の動物園の入園料は600円なのか、どうして経営が成り立つのか、特に深く考えたことはなかったが、謎が解けたのも気持ちが良かった。
 われわれは来園者として表面上の動物園を眺めることしかできず、石田先生のような動物園人が動物園を内側から眺めた裏話(?)は、なかなか知る機会がない。その意味でも、動物園の面白さが深まる話であり、今回は時間の関係上、話題に上らなかった展示様式や動物園での教育などについても、またの機会に伺いたいものである。さらに、海外の動物園人は、自国の動物園と日本の動物園をどのように語るのだろうか。機会があれば、是非知りたいところである。

(東京農工大学 甲田菜穂子)




 
     
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