ヒトと動物の関係学会(HARs)

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月例会報告

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第80回 ヒトと動物の関係学会 月例会
『サルと人間の共存:アフリカ、南米、そして日本』

日時: 2010年6月19日(土) 14:00−16:00
会場: 東京大学農学部 7号館104号室
発表: 伊澤紘生(宮城のサル調査会)

  第80回月例会 第80回月例会

 伊澤先生は50年間サルを追ってきた。50年間という時代変化のなか様々な土地で見てきた人とサルの関係を熱くお話いただいた。
 アフリカ。農耕に適さない土地は人が入っても意味のない土地。30年以上経っても変化がない。しかし野生動物にとっては不変の土地である。それにより地理的隔離での「共存」が成り立つのである。
南米・アマゾン。先住民の自然との関わりが違うという。森林を歩く姿はとても楽しそうで心現れる思いだったと先生はおっしゃった。しかし、先住民の住む森林では調査できず、人の住まない奥地で調査。そこで出会ったクモザル、ホエザル、ウーリーモンキー、オマキザル、タマリンなど数々のサルたちのお話。南米のサルは生まれてから早い段階で背中にしがみつく。猟師はサルを下から打つ。すると背中にしがみついている子ザルは生き残っている場合がある。その子ザルたちはペットとして売られ、大きくなったら食べられていたという。アマゾンは大西洋から開発されていき、今はアンデスのギリギリの地域しか守られていないという。この開発の進む地域に住むサルをはじめとする野生動物をどうやって守るか、国も様々な手を使っていると先生はおっしゃった。
「共生」のあり方として、「共存」、「別存」、「得存」があるという。国立公園などのようにラインで囲い、人が入れない場所を作る、線引きをすることで共存する「別存」。パンダ保護区やトラ保護区のように様々なルールの中で共存する「特存」。
予定終了時刻を大幅に延長したが、それでも先生が今回喋ろうと思われていたことのやっと半分。それほど伊澤先生のサルへの想いは熱い。

(帝京科学大学大学院 アニマルサイエンス専攻2年 藤田典子)



 
     
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