ヒトと動物の関係学会(HARs)

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月例会報告

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第77回 ヒトと動物の関係学会 月例会
『動物観研究会「動物のかもし出す不思議さ」』

日時: 2009年12月6日(日)午前10:30-17:00
会場: 東京農工大学農学部(府中キャンパス) 二号館2-11教室
地図(http://www.tuat.ac.jp/access/index.html

プログラム:
10:00 開会挨拶

亀山 章

10:10 「都市部の小学生の動物体験と対人行動」

青木希美(東京農工大学)

10:40 「盲導犬使用実態及びその改善に関する調査」

井上明美(東京農工大学)

11:10 「広汎性発達障害の療育補助としての『動物』−なぜ動物なのか」

石坂奈々(帝京科学大学)

11:40 「日本で取り上げられる『ペットロス』の諸相」

藤田典子(帝京科学大学)

12:10 休憩

 

13:00 「学校の動物飼育が児童の成長に与える影響と条件―小学4年時から6年時までの縦断研究より―」

中川美穂子(全国学校飼育動物獣医師連絡協議会)無藤隆(白梅学園大学)中島由佳(日本学術会議)

13:30 「動物観を変える動物園―よこはま動物園ズーラシア『チンパンジーの森』」

若生謙二(大阪芸術大学)

14:00 「擬人化論の基本的問題」

石田おさむ(帝京科学大学)

14:30 休憩

 

 

特別テーマ「動物のかもしだす不思議さ」
14:45 「動物に『ふしぎな力』がある、と感じるとき」

横山章光(帝京科学大学)

15:15 「村上春樹が作り出す位相差〜動物を手がかりにして」

澤野達也(帝京科学大学)

15:45 「コイの伝説」

青木宏一郎

16:15 「潮間帯における身近な無脊椎動物への動物観について―昆虫とは違う不思議な印象の謎―」

岩崎哲也(練馬区都市整備公社)

16:45 「神社信仰に取り込まれた狼信仰の展開とその由緒」

西村敏也(武蔵大学)

17:15 「イルカがせめてきたぞっ―鯨類と心霊主義―」

植木不等式(会社員)

17:45 総合討論「動物のかもしだす不思議さ」

司会:石田おさむ

18:15 閉会

 

18:25 懇親会

 

 

 今回の月例会は、前半では学生の研究発表と動物観や動物の擬人化などを考える内容となり、後半は今回のテーマである動物のかもしだす不思議さについての内容で、いずれもディスカッション中心に進められました。
  前半の盲導犬や広汎性発達障害の療育補助、学校飼育動物などの発表から、近年人と動物との距離が近づいてきているのは確かだが、なぜそれらに動物を使用しなければならないのか、どうして動物なのか、他では代用できないのかと考えさせられました。
また、ペットロスの発表からは、ペットロスを経験した人のカウンセリングを行う獣医と精神科医との境をはっきりさせるべきではないのか、ペットロスで苦しんでいる人がどのようなタイプの人なのか、何を必要としているかを調査していくべきではないかと感じました。
  後半は、動物の不思議な力を感じるときについて考えることから始まり、村上春樹が書く動物、伝説や祀られる動物など、様々な方面から動物の不思議さについて討論が繰がり広げられました。
そして今回、月例会では初めての無脊椎動物の発表が行われました。その発表の中で、ウニやサザエの性格が陰湿、わがままなど人間の性格のように紹介されているのが面白く、あまり身近でない動物を私たちがもっている感情で表現されると親近感を感じ、会場も盛り上がりました。
動物の不思議な力を感じるのは、昔と今、日本と西洋との比較、また動物を「カテゴリー」としてみるか、「個」としてみるかによっても違ってくるのではないか、そして我々人間のもっている知識や常識にあてはめて考えることが出来ない、また置き換えて考えることができないときに動物を不思議だと感じるのではないか、という意見もありました。
今回の月例会はディスカッションを重ねていく上で、前半と後半の内容がリンクし、そして動物の擬人化など過去の月例会のテーマにも繋がり、今後の課題や参考になる討論がたくさん飛び交ういい会であったと思います。

(帝京科学大学3年 鳥畑美穂、任真弓加)



 
     
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