ヒトと動物の関係学会(HARs)

会員登録内容変更 | トップページへ戻る
HARs活動 | HARs関連機関の活動 |
過去の大会報告 | 事前登録 | 演題募集 |
学会誌一覧 | 学会誌購入 | 投稿 | 投稿規定 |

月例会報告

small logo
   

 

第66回 ヒトと動物の関係学会 月例会
『イヌとの出会い-子犬の社会化をめぐって-』
日時: 2008年10月26日(日) 14: 00-17:00
会場: 大阪ペピイ動物看護専門学校 セミナーホール

司会: 林良博(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
演題とパネリスト:
  • 「ヒト・犬に会う…「出会い」という社会関係性の構築」
    奥野卓司(関西学院大学社会学部教授)
  • 「子犬の社会化の心理学」
    中島定彦(関西学院大学文学部准教授)
  • 「行政によせられる苦情相談と、犬の社会化」
    佐野哲也(滋賀県健康福祉部生活衛生課主査)
  • 「子犬の社会化に関する事例紹介」
    中塚圭子(JAHA公認家庭犬しつけインストラクター)

  • 第66回月例会は、特定非営利活動法人「動物愛護社会化推進協会」の第2回シンポジウムとの共同開催の形で行われた。まず、同法人の正田陽一理事長および林良博副理事長(ヒトと動物の関係学会初代会長)から、シンポジウムの趣旨説明があり、それに続いて、学界、行政、しつけインストラクターの3つの分野から、イヌの社会化に関して話題提供があった。奥野氏(同法人常務理事、ヒトと動物の関係学会副会長)と中島氏(ヒトと動物の関係学会理事)は、それぞれ社会学者および行動心理学者として、イヌの社会化に関する講義を行い、佐野氏は、滋賀県でのイヌの社会化教育の取り組みを具体的に紹介された。中塚氏は実際にイヌ数頭を会場ステージにあげ、社会化されたイヌのデモンストレーションを行った。

    4名のパネリストの話題提供の後、林氏の司会で、イヌの社会化をめぐるさまざまな問題に関して、フロアからの質問に答える時間が設けられた。家庭でのイヌのしつけの問題から行政施策まで多様な質問に対し、パネリストと司会者が具体的に回答していたのが印象的であった。

    来場者は109名であり、学校教員・学生、行政関係者、動物看護士、一般飼い主がいずれも14%と、来場者もさまざまな立場の人がバランスよく含まれていた。

    来場者アンケートでは、「とても満足」11%、「満足」64%、「どちらでもない」9%、無回答16%で、「つまらなかった」は0%とのことである。自由記述欄には「社会化の重要性がよく理解できた。業務上関係が深いため参考にしたいと思う」「どれも興味深い話でした」といった意見が多く見られたが、4名のパネリストが豊富な情報を短時間に提供したため、「もう少し詳しく聞きたかった」「もう少しゆっくりした時間配分であってほしかった」との意見も少なからずあったようである。また、「テーマの幅が広すぎる」と感じた来場者もいたようだ。イヌの社会化は人々の関心の高い問題であると同時に、多様な側面を持っているので、今後は、社会化についてより限定したテーマでの企画が望まれる。

    (イードッグ研究所 福岡今日一)



     
         
    About Us | Privacy Policy | Contact Us | ©2008 Human Animal Relations (HARs)