ヒトと動物の関係学会(HARs)

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月例会報告

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第52回 ヒトと動物の関係学会 月例会
『動物観研究会公開ゼミナール2006』
日時: 2006年11月26日(日) 
10:20〜17:30(懇親会 17:45より
会場の様子1 会場の様子2
 
会場: 東京農工大学農学部・2号館2N-103

アクセス:
JR中央線 国分寺駅南口より府中駅行きバス晴見町下車
プログラム:
10:20 開会挨拶 亀山 章(東京農工大学)
10:30 「動物に触れる行動についての検証」 佐々木隆馬(帝京科学大学)
11:00 「子どもによる動物の色のイメージについて」 服部未由妃(帝京科学大学)
11:30 「南米大陸産生物に対する眼差し
−18世紀スペイン人探検隊の旅行記から−」
前田伸人(帝京科学大学)
12:00 「動物保護法とスペインの闘牛」 佐伯朝彩子(東京大学)
12:30 昼食  
13:45 「痛みと生命」 石田おさむ(多摩動物公園)
14:45 休憩  
15:00 特別企画「動物観の東西比較」  
   「アニマルセラピー研究で感じた東西違和感」 横山章光(帝京科学大学)
   「フランス人のペット観」 清水 弟(朝日新聞社)
   「ウィルダネスのもたらしたもの」 若尾謙二(大阪芸術大学)
   「ペンギン観の東西比較」 堀 秀正(多摩動物公園)
   「日本と欧米の動物園」 日橋一昭(埼玉こども動物自然公園)
16:00 総合討論「動物観の東西比較」 司会 石田おさむ
17:30 閉会  
18:00 懇親会  

 第52回月例会は、「動物観研究会公開ゼミナール2006」と共同開催で行われた。
亀山先生の挨拶のあと、午前中に発表された4題はどれも個性的なものだった。帝京科学大学の佐々木さんは、無害無毒だが奇妙な形をしたオオゲジを子どもに触らせるという活動において、指導者の影響(指導者自体がオオゲジに触れるかどうか)が強いと報告した。同じく帝京科学大学の服部さんは、子どもたちに動物を描かせる中で、「ピンクのウサギ」が登場することが多い、と報告した。東京大学の前田さんは18世紀末のスペイン人フェリックス・デ・アサラの南米大陸における動物観を通して、当時の彼らの思想を考察した。同じく東京大学の佐伯さんはスペインの闘牛について、民衆や法律の考え方の変遷を考察した。
午後はまず多摩動物公園の石田さんが英国が日本と比べて「痛み忌避社会」であることを力説した。
そのあとは「動物観の東西比較」ということで短い発表が5題提示され、総合討論となった。帝京科学大学の横山さんは自身のアニマルセラピー研究の中での東西違和感を、朝日新聞元パリ支局長の清水さんはフランス人における動物に対する考えの違いを、大阪芸術大学の若生さんはウイルダネス(原生自然)との関わりがヨーロッパ人とアメリカ人で異なることを、多摩動物公園の堀さんは映画に見られるペンギン観の東西の違いを、埼玉こども動物自然公園の日橋さんはドイツと日本の動物園の違いを、それぞれ実例を交えて話した。
いつも動物観研究会は発表と同じぐらいの討議の時間があることが非常に有益であり、今回も同様であり、会場や発表者から忌憚なき意見が発せられた。
今回の「動物観の東西比較」は、動物観研究会とヒトと動物の関係学会が一年後のIAHAIO(ヒトと動物に関する国際会議)でスティーブン・ケラートを招いて大いに議論することになる大きな表題の前哨戦であり、今からも関連するシンポジウムを組んでいく予定である。1年かけてこの大きな山を少しでも切り崩したいと切に思うのである。


 
     
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