ヒトと動物の関係学会(HARs)

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月例会報告

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第43回 ヒトと動物の関係学会 月例会
「健康社会の復権と地域の再生 −動物たちとのふれあいがもたらすもの−」
日時: 2005年 4月10日(日) 13:30〜17:00
会場: 高知県 室戸市保険福祉センター 夢ひろば
  〒781-7109 高知県室戸市領家87 TEL:0887-22-3100
 
武井啓平(室戸市長)
植田壮一郎(高知県議会議員)
政岡俊夫(麻布大学学長)
太田光明(麻布大学教授)
デニス・C・ターナー(IAHAIO会長)
高橋清久
(国立精神・神経センター名誉総長)
橋本大二郎(高知県知事)
森祐司(東京大学教授)
13:30 開会  
  開会挨拶 武井啓平(室戸市長)
  歓迎挨拶 植田壮一郎(高知県議会議員)
     
13:40 話題提供 政岡俊夫(麻布大学学長)
    太田光明(麻布大学教授)
     
14:10 意見発表 デニス・C・ターナー(IAHAIO会長)
    高橋清久(国立精神・神経センター名誉総長)
     
15:40 休憩  
     
15:50 パネルディスカッション
 
パネラー 太田光明 麻布大学教授
  デニス・C・ターナー IAHAIO会長
  高橋清久 国立精神・神経センター名誉総長
  橋本大二郎 高知県知事
  武井啓平 室戸市長
     
コーディネーター 政岡俊夫 麻布大学学長
     
17:00 閉会挨拶 森祐司(東京大学教授)
 
会場の様子1
会場の様子2
パネルディスカッション1
パネルディスカッション2
 今回のヒトと動物の関係学会第43回月例会は、高知県室戸市にて開催された。当日の天候は春独特の不順な模様であったが、会場には地域市民を中心として多くの人が集まった。今回の月例会はDennis Turner博士をはじめ高知県知事、室戸市長といった豪華面々が一同に揃い、類をみないものとなった。
午後から開始された本月例会は武井氏(室戸市長)および植田氏(高知県議会議員)の開会挨拶が続き、開会から大きな熱気に包まれた。続く話題提供では、政岡氏(麻布大学学長)の進行で「地域の皆様にわかりやすい言葉で人と動物の関係を伝える」をテーマに太田氏(麻布大学教授)が動物の持つ能力とその可能性とをテーマとして自身の研究などをふまえ紹介された。さらに自身が動物介在療法のなかでイルカを介在動物として選択した理由とその熱意をお話しされた。この動物介在療法・活動、特にイルカを用いたAAT/AAAの推進と課題の話題では多くの関心が持たれた。
また、意見発表としてデニスターナー氏(IAHAIO会長)は、通訳を交えながら、「なぜ動物が人の健康と福祉に効果的な役割を果たすのか」を総合的に講演された。さらに、IAHAIOのジュネーブ宣言の紹介、さらにIAHAIO2007年東京大会の開催をご紹介された。
高橋清久氏(国立精神・神経センター名誉総長)は、「心の病気と癒し」と称し、様々な人の精神疾患の現状となぜおこるのかということを広く、また複雑なこの問題を事例を交えながらわかりやす講演された。こうした病気には、“理解とエンパワメント”が必要であり、エンパワメントプラス評価とは「いいところをみてプラスの評価をすること」であり、周囲の心のあり方や見解の持ち方、そして理解によって病気を持った人はまるで変化し、その問題点は肯定的な面を持ち始めることを伝えられた。さらにこのエンパワントを地域で行う「心のバリアフリー宣言」についてもご紹介された。
ここまででも十分な程の講演内容であったが、休憩をはさみ橋本大二郎氏(高知県知事)や武井氏、発表された先生方を含め、政岡氏をコーディネーターにパネルディスカッションが開かれた。太田氏には動物の能力について、そして精神疾患に関しては高橋氏へと多くの質問が寄せられた。また、健康社会の促進という側面において橋本氏や武井氏の諸先生方への質問も多く、ディスカッションは大いに盛り上がり、森氏(東京大学教授)の閉会の言葉で締めくくられた。
体の健康、心の健康に対する関心は高く、我々の知る動物による効果はもとより、これらの向上における地域の役割や一人一人の社会に果たす役割が明確になるような講演会になったのではないかと思う。また、動物介在療法・活動はますますその認知度を増す一方で、その応用性と効果の科学的証明、さらには人と動物の関係についてさらなる研究や熟考が必要であろう。2007年IAHAIO東京大会は間近である。


 
     
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