ヒトと動物の関係学会(HARs)

会員登録内容変更 | トップページへ戻る
HARs活動 | HARs関連機関の活動 |
過去の大会報告 | 事前登録 | 演題募集 |
学会誌一覧 | 学会誌購入 | 投稿 | 投稿規定 |

月例会報告

small logo
   

 

ヒトと動物の関係学会第41回 月例会
第10回人間と動物の相互作用に関する国際会議(IAHAIO)
「グラスゴー2004 報告会」

2004年 11月07日 (日) 13:00〜16:30

場所−東京大学農学部・7号館A棟1階104/105号室


報告者:

 
横山章光 (防衛医科大学校精神科)
太田光明 (麻布大学獣医学部)
森裕司 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
加隈良枝 (帝京科学大学理工学部)
新島典子 (東京大学大学院人文社会系研究科)

司会、進行 太田光明氏 横山 章光氏 加隈 良枝氏
     
新島 典子氏 森 祐司氏 会場の様子

 2004年10月7,8,9日と三日にわたりグラスゴー(英)で行われた、第10回ヒトと動物の相互作用に関する国際会議(IAHAIO)に出席された方々を招き、当月例会ではその報告会が催された―


 ヒトと動物の関係・相互作用に関する国際会議(IAHAIO)の大会は、3年に一度国際会議として行われている。本学会は平成15年9月27日、28日の両日、イギリス・グラスゴーで開催されたIAHAIO(ヒトと動物の関係に関する国際組織)の理事会にて、IAHAIOのナショナルメンバーに推挙され、(社)日本動物病院福祉協会(JAHA)とともに日本の代表として認定されている。
今回の月例会では、その国際学会に出席、ご発表なされた方々を招き、学会会員に対して本大会の詳細が報告された。冒頭挨拶および司会進行の太田光明氏(麻布大学)から早速参加メンバー国の発表などの概要、続く横山氏(防衛医科大学校)によって自身がご覧になった発表演題についての詳細内容を講演なされた。本年度以前の大会にも出席経験を持つ横山氏は今回の大会において数種のテーマを持った分会に分かれていることを強調し、その中でも動物介在療法と健康、そしてご自身の発表「日本人とスイス人の子どもたちのペットロボットにする態度の比較」も含むペットロボットとヒトとの関係といったことについての区分のテーマを中心に発表され、動物の有用性を再認識するような発表が多くみられたことを報告された。さらにその内容は多岐にわたっており厳選された面白い発表の存在、そして国際学会ならではであるビックネームな諸先生方との出会いや会話を通じて多く勇気づけられたことを紹介された。最後に2007年に行われれるIAHAIOの日本大会の傾向と対策を経験を基に発表され、早急な課題としてやはり“英語”と“統計”の必要性を語られた。また、「日本は当分野において国際的にもおもしろい位置についていることは確かであり、英米追従をしているとはいえ英米とは一線を画し、また実は結構熱心である。」と述べられ、さらにその国の進歩に適した内容の発表が求められること強調された。日本開催の次大会では新しいセッションを嗅ぎ分け、さらに日本の色をどうやって出した発表をしていくべきか・・・といった課題が与えられた。
続く加隈氏(帝京科学大学理工学部)からは、 獣医療とコンパニオンアニマル、犬による咬傷事件、ペットと共生、プリズンペットプログラムといったテーマについての演題を中心に報告なされた。その中でも興味深い報告は、米国の法律内において従来の「飼い主」をさす“Owner(所有者)”の代わりに“Guardian(保護者)”という言葉が使用されてきており、これに対するある種の懸念についての演題であった。さらに、咬傷事件を呼びかける団体の取り組みについては幼い子どもが犬にかまれるのことを防ぐための犬との関係の基本ルールを教えるためのインタラクティブ・コンピュータ・アニメーションの開発とCD-ROMの配布といった各国の取り組みが報告された。
さらに、新島氏(東京大学大学院人文社会系研究科)からは、主にポスターセッションについての報告がなされペットの死や動物虐待に関するポスターや日本人が発表された5題のポスターについての報告がなされ、その中でもAAT/AAA/AAEに関する発表、動物では犬に関する発表が多いこと、そして研究対象では子どもが多いことが報告された。
最後に森祐司氏(東京大学大学院農学生命科学研究科)による「IAHAIO 2007 Tokyo, Japan」についてのこれまでの取り組み、ロゴおよび詳細な運営組織図について現在までの経過が報告され、ヒトと動物の関係学における国際大会が日本で行われるといった自覚とともに、その3年という月日の短さ、我々に課された問題点や課題について再認識する場となった。「IAHAIO 2007 Tokyo, Japan」に向けてやるべきことは数多くある。


 
     
About Us | Privacy Policy | Contact Us | ©2008 Human Animal Relations (HARs)