ヒトと動物の関係学会(HARs)

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月例会報告

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ヒトと動物の関係学会 第35回 月例会
「どんな犬でも“しつけ”られるのか!?」
〜犬の社会化を推進するために〜
 2003年7月18日、大阪府 「ワールド牧場」において第35回月例会が開催された。今回の月例会は「犬のしつけ」がテーマであった。

司会:太田 光明(麻布大学)
(1)
「問題行動治療からのアプローチ」
  尾形庭子(どうぶつ行動クリニックFAU・獣医師)
(2)
「訓練士の仕事と願い」
 村瀬英博(OPDES理事長)
(3) 総合討論
(4) 懇親会

   

 平成15年7月18日、大阪府の「ワールド牧場」において80名以上もの参加者を迎え、第35回月例会が行われた。冒頭にて、司会の太田光明氏(麻布大学)の挨拶から始まり、尾形庭子氏(どうぶつ行動クリニックFAU・獣医師)による「問題行動治療からのアプローチ」から講演は始まった。これに続き、村瀬英博氏(NPO法人 犬の総合教育社会化推進機構:OPDES)による「訓練士の仕事と願い」によって講演が進行した。
尾形氏は、犬の問題行動に関して議論するにあたって“しつけ”と“訓練”の定義づけや役割を明確に区別することが必要であると述べられ、また双方とも様々な要因が関与するという点について非常にわかりやすく講演された。続いて、具体的な事例を取り上げながら犬の問題行動について説明された。最後に、「どんな犬でも“しつけ”られるのか?」という今回の講演テーマに対してご自身の結論を述べられ、会場からの多くの質問を受けた後に締めくくられた。
村瀬氏は、始めにご自身の犬の訓練士という仕事、また犬の総合教育社会化推進協会(OPDES)の紹介から始まり、続いて人間社会の中で犬が共存するためには犬の社会化、すなわち全ての犬はマナーを守るための教育を受ける必要があるという訓練士の立場からの切実な思いを講演された。その中で、個々の犬の作業意欲の高さに適した方法を用いてその能力を伸ばすことが、犬の訓練においては重要であると講演された。
太田光明氏の司会で行われた総合討論では、犬の問題行動の具体的な事例に対する質問や訓練方法に対する質問などに関して活発な討論が行われた。その中で、“犬のしつけや訓練において、褒美を用いる陽性強化法だけでなく罰を用いる陰性強化法も使うことに対する考えは?”という質問に対しては、太田氏を含めた全ての先生方によってそれぞれの立場からの意見が交わされ、盛んな討論となった。
今回の月例会は、“犬のしつけ”に携わる異なる立場の専門家が集まり、共に犬の社会化における今後の発展について議論することができ、貴重な機会となった。


 
     
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